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デジタルライブラリー
久しぶりに国立国会図書館に調査に出かけた。当館の最寄駅には、自宅から30分で到着するのだが・・・にもかかわらずいろいろと忙しくしており足を運ぶことができなかった。ここ一か月ほど仕事がたてこんでおり「眠る時間」を惜しむしかなく3、4回しかベットで寝ていない。しかし、結局のところ、書斎でうたた寝してしまう(笑)。 本題。国会図書館で閲覧したい書物数冊はすべてデジタルライブリーになっていた。蔵書を検索したパソコンからそのまま書物本文を閲覧し、印刷を申し込む。以前のように、閲覧図書を申し込み、30分位後で受け取って、該当ページに栞をはさみ、複写申し込み用紙に印刷箇所を記入して、図書と用紙を持って複写を申請しに行く、という手続きはしなくて済んだ。デジタルであれば、近いうちに近隣図書館で閲覧できるようになるだろう。国立国会図書館に出かける必要もなくなるだろう。研究は足で稼ぐという時代は終わりを告げるのか? 感慨深い思いで研究室に戻ってきた。
2015/02/21(土)
20:40
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読書によって救われる(?)
講義の論述試験で、松浦理英子の長編小説で気に入った文章とその理由を書かせる設問を入れた。今日は一日答案用紙に向かい合っているのだが(採点はなかなか進まず、たぶん徹夜になる)、上下巻にわたる長編小説を読了し興味深い文章を引用してくれる学生が多いため、私にとって刺激的な採点作業となっている。その小説は、普段の生活を送る限りは、決して体験しないような事象に遭遇した主人公が、そのことで様々な出来事に巻き込まれ、多くのことを学び、成長してゆくもの。学生たちは小説のいくつかの文章に「救われた」と記している。
小説を読む愉しさの一つは、やはり素敵な文章、考えさせる文章、唸らせる文章と出会うことができることだと思われる。それが短文、単文のみで読んだときには、通り過ぎてしまうような文章でも、小説のある文脈の中で必然性を以て語られているときには、やはり読者の心を揺さぶるのだろう。学生たちは気に入った理由を記してくれるのだが、いままで自分が考えてきたことや体験したことを改めて見つめ直す、考え直すきっかけになったことを記す。
さらに驚いたのは、学生たちが想定以上に「大人」だということだった。
たとえば、“愛情に恵まれていれば、まったくの理想的な状況ではなくとも、それで十分に幸福である” という文章。私が二十歳前後の頃には、実感を伴って考えることができなかったと思われる。たとえばほとんど会うことができない遠距離の恋愛、セクシュアル・マイノリティの愛情、世間からは理解が得られない関係性を具体的に考えているようだ。(私については、今は、少しならわかるようになったと思う:笑)
2015/01/22(木)
23:00
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卒論 口述試験 二日目
採点と卒業論文の口述試験に追われる。
しかも今日の関東は、雪がちらほら。
寒さは、私にとって、とてもストレスになる。
それでも、ゼミの男子学生の一人が、手作りのガトーショコラをくれた。 とても嬉しい。
学生たちと話しているとき、男子学生の何人かは、上京して一人暮らしを始めて料理が上手くなった、と嬉しそうに語る。自分の手料理を彼女が美味しいといって食べてくれると、とても嬉しいという学生もいる。 私は、料理上手な男子学生に好感を抱いてしまう。そういう私は、外見からなのか、仕事のイメージからなのかよく料理をしないように誤解されるであるが、料理はとても好きである。とくに、新しい、手の込んだ料理をつくるのが楽しい。
運動も好きで毎日5~10キロほど歩いたり、ジョギングしている。 体力をつけて、自分で料理をすると、研究の持久力がついているのを実感する。
2015/01/21(水)
19:28
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時は流れる
いつの間にか、四年生の追い出しコンパの日になっていた。今年は、校務が忙しく、ゼミ生の「自主ゼミ」も参加がかなわないことが多く、ゼミ活動に対して消化不良という思いが強く残った。四年生のゼミ生たち、先日ゼミ新入生だったはずが・・・と思いながら、いつの間にか社会へと巣だってゆく。幼さを残した学生たちが、大人の顔つきになってゆくのを見るとき、時の流れを痛感する。
私の研究生活も多様になってきた。シアトル、ソウル、シドニー、パリ、セブとこの一年海外に足を運ぶことが多かった。国内も沖縄から北海道、広島、神戸、信州、富士山、能登など。そして、忙しくも、様々な新しい文化を知る機会が多く、充実している。春には、中国に行く。 いまは、朝の四時半。追い出しコンパの後、研究室に戻り、1500人近くの論述の答案用紙と向き合う。静かな時間。もうすぐきっと鳥がさえずり、少しずつ明るくなって、バイクが通り過ぎる音が聞こえて、そして朝を迎える。
受講者が多い授業も増えたため、採点作業はかなりきつくなってきた。ジブリのアニメーションの講義については、マークシート問題に変えようかと考えている。ゼミ長さんからいただいたゴディバのチョコレートに助けられつつ、ようやく200人分の採点を終えた。出口はまだまだ遠い。
2015/01/21(水)
04:34
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妥協することの後味の悪さ
忙しさから、いろいろなことを保留にしてきたように思う。
たとえば、自分が本当はこうしたい、と思っても、まわりに妥協し、それならば、とその決定を少し先にした。
それを何度繰り返したことだろう。
その少し先になっても、まわりが言うようには状況は変わらないだろうと、諦めながら。
そのたびに、後味の悪さがひどく残った。
その後味の悪さは、たとえが適切かどうかわからないが、自分の手で自分自身をモノ化しているような感触だった。それは決して消えることなく胃の中に沈殿していったようで、レントゲンで写したら、小さいけれど明瞭に写し出されるのではないかと思われた。
いろいろ考えてみると、まわりに妥協することを協調性と誤認してきた部分もあるように思う。
先日、大学院時代の先輩に会い、いろいろな話を伺うことができて、助言もいただいた。
日々のいろいろな決定は、長期的にみても、たいした事柄ではないし、たいした決定でもない。でも、何度も妥協したことで何も生み出してこなかったし、何も変わらなかったのだと、強く認識した。
そして、もう決定を保留することで、自分を損なってゆくようなことは、これからはやめようと思った。
この夏は、山中湖のゼミ旅行(学部)、広島国際アニメーションフェスティバルに行ってきた。
これから、水戸への校務出張、北海道出張、再び山中湖へのゼミ旅行(大学院)、さらにもう二つほど映像研究の出張が入る予定。発表や論文や書評のしめきりがじわじわと確実に迫ってきて、やはり余裕がないけれど(笑)。
2014/08/27(水)
09:19
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生活を豊かにするもの
ゼミ長から、沖縄土産の紅芋タルトをいただいた。大学院の授業で美味しく食べました。ありがとうございます。
先週は、たまプラーザ駅の羽田空港行きの乗り場で、沖縄に行く元ゼミ長と会った。そういう私も、6月に学会出張で足を運んだ。そして、そこで旅行中の友人と会った。沖縄に足を運ぶ人が多いような。そして、その後、信州に行き、シドニーに行き・・・・このところ、目がまわるように忙しかった。
土曜日の今日は1限から4限まで補講だった。
コメントシートをみると、素敵なアニメーション作品と出会えて嬉しかった、というお礼を書いてくれる学生が何人かいた。
素敵な作品との出会い。こういうものが、私たちの生活を豊かにしていると思う。私はこうやって、好きな作品と接する仕事につけて、作品の言葉に日々感動して、その感動を学生に伝えることができて(もちろん、共感する学生とそうでない学生がいるはずだが:笑)、自分にとって素敵な仕事につくことができたのだと思う。前期はとても忙しくていろいろな作品と出会うことが難しかったが、一人で、夜遅く研究室にいて、そんなときに素敵な言葉たちと出会い、これを明日、学生たちに伝えようと思う、そんな生活を、これから先、私は続けてゆくのだと思う。
文学研究に携わっている研究者の友人から、素敵な文章を送ってもらった。
彼女は、いつも素敵な文章を引用してくれる。私もそんな風に引用できるようになりたいと思う。
人を励ますことができる文章があるのだから。
・・・今年は講義内の試験で、ユニークなものを問題を一題含めてみた。三浦しをんの小説中の気に入った言葉を書いてください、と。採点で学生たちがどんな言葉をあげているのか知ることが、今から楽しみ。
2014/07/19(土)
21:13
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