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「白い巨塔」(2003年版)とアウシュビッツ
研究所の研修でポーランドに行き、アウシュビッツとビルケナウの収容所に足を運んだ。「負の遺産」を直接目前にして、思い出したことの一つは、山崎豊子の小説『白い巨塔』の2003年版のTVドラマの1シーンだった。10年ほど前にみた映像でひどく印象に残っていた「画」は、見渡す限り立ち並ぶ茫漠たる収容所と線路だった。それが、ビルケナウの方だったのだと今更ながら気づいた。
再度、確認してみたいため、DVDで「白い巨塔」第11話を取り寄せ観た。野心家の医師・財前がワルシャワの学会に出席した際、アウシュビッツを訪れるのだ。今回研修の視察で観たアウシュビッツも、ビルケナウも、展示された写真も髪の毛もガス室も、映像は映し出していた。しかし、10年後の私の記憶に深く刻まれていたのは、ほかでもないビルケナウの茫漠さと線路だった。そして、今回、実際に目にして、やはり最も心に焼き付けられたのは、同じ風景だった。
2003年のTV版は、世界で初めてアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所がフィクション作品のロケが行われたという。何気なしに観ていたTVドラマの享受が後になって深く関連したケースだった。
2013/09/06(金)
02:37
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宮崎駿監督の引退表明
ポーランド、チェコの研修から帰国したとき、知人からの第一報は、アニメーション監督の宮崎駿監督の引退発言についてだった。少し前から、宮崎監督はある方に後継者を決めているのでは、と考えていたが、突然の引退表明に驚くばかり。
『崖の上のポニョ』も『風立ちぬ』も、私は個人的にはとても好きな作品だ。80歳を超えても作品を作り続けるアニメーション監督、作家さんはいる。その時代、その時点でしか生み出せないものがある。そのタイミングを逃すことなく、これからも映画をつくってほしい。これまでのような長編ではないかもしれないが、短編は作ってゆくのだろう。人によっては、一つの作品を観る/読むことによって世界の見方が変わることだってある。大学でジブリのアニメーション映画を教えてきて、宮崎監督は、そのような作品を作ってきたと実感している。引退発言は早すぎる。
大学の広報課を通じて、雑誌社から宮崎監督の引退発言について取材の依頼があった。企画書もしっかりしていたが、まだ宮崎監督が引退表明したばかりで、会見も後日。先日は、ニッポン放送の取材を受け、お話させていただいたが、恐縮ながら、今回の取材は見送らせていただいた。次回にお声をかけてください。
2013/09/03(火)
23:43
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カレル・ゼマン博物館 チェコ・プラハ
ポーランドでアウシュビッツ強制収容所等を視察し、日本人唯一の通訳者の方と会食。膨大な収容所跡を目前にし、茫然とするばかりだった。チェコ・プラハに移動し、プラハのユダヤ人街を視察する。私の研究課題である、カレル・ゼマン博物館に行くことができ、館員の方とも話をすることができた。私が持参した日本語で書かれたカタログを観て、入手したがっていた。一日目はチェコ語の通訳をつけて、二日目は一人で。子供もわくわく楽しめる、非常に工夫に満ちた博物館だった。大学の授業でも教えるつもりだが、ぜひ、どこかで紹介したいと思う。プラハを訪れた人は、ぜひ尋ねてほしい。カレル橋を渡ったところにあり、開館したばかり。通訳の方にも、館員の方にも、「どうやって、この博物館のことを知ったのか?」と尋ねられた。
プラハの街を歩き、いろいろな彫刻を目にして、ゼマンの世界を少し理解することができたよう思った。
アニメーション監督でもあった川本喜八郎さんが、人形アニメーション監督のトルンカに憧れてチェコに渡ったという気持ちがよくわかる。私もチェコ語というハードルを超えて、再度プラハを訪れたいと思いに駆られた。数年のうちに、再度プラハを訪れて、今度は人形劇やカフカの博物館を観たいと思った。
2013/09/03(火)
23:28
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ポーランドにて
夏休み。山中湖へのゼミ合宿、名古屋でのツアー、アニメーションの調査、読書会と、多忙な日々を送っている。現在は、ポーランドにいる。チェコを回って10日間の研修だ。
25日成田空港で、先着組より「ダウンが必要」とのこと慌てて買いに走る。乗り継ぎのパリまでの12時間、眠れず、だからと言って本を読むのは難しく『ひまわりと子犬の七日間』『ハイドパーク オン ハドソン』『藁の楯』など四本の映画を観る。『ひまわりー』は授業で使える内容だった。『ハイドパーク』は淡々としてよかったが後半部分、いとこのデイジーは大統領にとってone of themだったのだろうか、と少し淋しい気持ちになった。ワルシャワ大学との学術交流の後、昨日は移動日だったが、運転があまり上手くないようで、トータル六時間の移動で結構な車酔い。顔色が悪かったらしく、まわりから気遣っていただき恐縮。クラクフへ移動する途中にヤスナグラ僧院で「黒いマドンナ」を視察する。ヨーロッパの方には有名な僧院で、8月15日は10万人が巡礼に訪れたそうだ。
ワルシャワの街は美しく、至るところにショパンのポスターが目につく。ベンチでボタンを押すとショパンの音楽が流れるものや、ショパンの心臓が眠る教会など、帰国したらCDでしっかり聞いてみようと思う。
2013/08/28(水)
11:55
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研究室の書物
気がついたら、研究室が書物であふれていた。
研究室は、大学院棟で、常に椅子を8脚置いておかなければならない仕組みだ。つまり、学生が8人入ることができるスペースが確保されている。
机もそれなりに広い。しかし・・・・耐震基準の点で、備え付けの本棚3つしか書物を入れてはいけないルールもある。そのため、前任校から引っ越してくるときに、3分の2ほど書物を処分した。さらには毎年段ボール数箱分を古本に出している。しかし・・・・本棚に本を前後二重に入れていても、本があふれ、いつの間にか机の上に本が何層も積み重なっていた。ここ数カ月、仕事に追われ、研究室の状態が目に入らなかった。
段ボール7箱分の書物を処分したけれど、まだ片付かない。明日も早朝から片付けに行こう。
2013/08/04(日)
23:07
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『風立ちぬ』 試写会
鶴舞にある名古屋市公会堂へ宮崎駿監督の新作『風立ちぬ』の試写会へ行ってきた。
ここは、昭和15~18年頃に、映画『風の又三郎』が上映され、名古屋市に住む小学生が教師に引率されて観覧したという場所でもある。考えてみたらすごいことだ。映画の中では、名古屋が舞台として登場していた。大人向けのアニメーションになっており驚いた。
2013/07/15(月)
17:37
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