ある領域の研究を深化させることを、就職してからしばらくして、やめてしまった。その領域の話を学生にしても届いていない感触の方が強かったからだ。
しかし今、必然性を強く感じている。どうしてあのとき手放してしまったのだろう。軌道を修正し、溝を埋めるためにしばらく努めてみようと思う。そして今日は、その領域の書物を貪るように目を通す。
そして目から鱗が落ちるように、いろいろなものが見えてきた。文字通り世界が違ってみえてきた。
研究の醍醐味はこういうところにある。
時間があまりにも惜しい。いまの自分に時間を与えてもらえば、いろんなことを「書き換える」ことができる気がする。
あまりに感動したので矢継ぎ早に友人にメールを送る。これは、こういうことだった、あれは、ああいうことだったのだ、と。
「あなたは幸せでいいですね」と返事がきた。
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