連日国会図書館ほかで1950年代のアニメーション関係資料の調査を行っている。今日の午後は、フィルムセンターへ。映画雑誌の調査をした後、DVD化されていないアニメーション作品の所蔵、観覧について伺った。
数年前、名古屋の院生だった頃、「風の又三郎」の受容を調べていたら、サイレント版の映画が存在していることがわかった。電話で問い合わせたところ、フィルムセンターが所蔵していた。観覧希望を伝えたが、院生の私が観ることは難しかった。愛知県芸大の二瓶さんに相談したところ、職場で手続きをしてくださって、名古屋から私を引率して閲覧させてくれた。ただ一度観ただけの「風の又三郎」のサイレント版だが、私は今でもしっかり覚えている。観終えた後は、たいへん貴重なフィルム、そして素晴らしい作品を観ることができた嬉しさに言葉が詰まった。
その後私は神戸で就職したが、夏休みに上京、数週間の滞在をしつつフィルムセンターに通った。戦前日本のアニメーション作品の上映だった。2年前にこちらの大学に移った。フィルムセンターまで気軽に行けるようになった。そして、今日ふたたび所蔵フィルムの上映、観覧について問い合わせた。担当者の方が、応対してくださり、私はもう院生ではない、研究者として申し込みもできる場所にいるのだと、改めて気づいた。
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