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昨日は、名古屋で研究会参加の予定だったが、家族が新型インフルエンザを発症してしまい、自宅待機。とはいえ、安静にしている暇もなく、卒業研究や卒業論文の添削に追われている。
 16日に本務校の、28日に非常勤先の卒業研究(論文)を受け取り、修正部分をチェックする。全部で30本ほどある。毎日ざっと4本を目を通したとしても一週間かかる。チェックを入れながら精読していると2~3本で一日が終わってしまう。年末年始は、自宅でひたすら修正部分をチェック、一部の学生に連絡する作業になりそうだ。
 それでも、大学生活の集大成として素晴らしい卒業研究を提出してくれた学生が少なくなく、拝見している私の心が、震えてしまう作品もある。もし、卒業研究という目標がなければ、これらの作品は学生たちから産み出されなかったのだと考えると、大学教育という場の貴重さを実感する。これらの作品は、「いま」の学生たちからしか生まれ得ない。社会に出て数年経た後では、同じ学生がつくったとしても、それはかなりの部分で趣きの異なる作品になっているだろう。
 卒業研究、卒業論文は、単位さえ貰えれば卒業はできるのだから、手を抜くことは可能である。それでも、学生ひとりひとりが、一生懸命がんばった跡がみえて、そのことがとても嬉しかった。ゼミ旅行で見学したアニメーションスタジオの経験、ゼミで学んだジブリの映像と音楽の相乗効果、フレデリックバックのアニメーションの効果音の方法、山村浩二さんのアニメーションの全体が震える絵・・・そういったものを学生各自が吸収しているのを拝見すると、教育・研究に携わる仕事につけて本当によかったと思う。
 その一方、四年生は就職活動に追われて、実情は卒業研究、卒業論文どころではない学生が多い。実際、素晴らしい卒業研究を提出した学生の一人も、就職が決まっていない。大学生が就職活動の忙しさのために研究をおろそかにしないですむように、就職活動のシステムが変わらないものか、と強く思う。
 私個人は、いま、採用する企業の方に、この卒業研究を見ていただきたいと思う。卒業研究はダイレクトに仕事には結びつかない、しかし、こんなに素晴らしい研究を生み出せる学生であることを、評価していただけたら、と。
2009/12/30(水) 10:07 UNARRANGEMENT PERMALINK COM(0)
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