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まだ採点などの仕事は残っているけれど、とりあえず夏休み。本務校のゼミの学生には、書評執筆やら村上春樹の小説読解など、夏休みの課題をいろいろ出した。早速、二年生のゼミ生さんが課題にとりかかっていて◎。学生だけでなく、私も課題をしなくては、と思った次第。

 久しぶりに村上春樹を扱えることが、とても嬉しい。もともと、村上春樹の研究をしていたし、『風の歌を聴け』を愛読していたから縁あって神戸に就職できたことが嬉しかったが、前任校では児童文学コース新設のための教員、新学科でアニメーション担当教員という経緯でしばらく村上文学から遠ざかっていた。・・・そういえば、私が異動するとき知人が他領域の講師の方から「米村さんは、また何か新学科を新設するための人材としてひっぱられたのか」と尋ねられたらしい。知人が日文学科への異動だと答えると「文学研究もするんだー」との返事だったと。
 私自身が何かに縛られることが好きではなく、面白いと思ったことにすぐ熱中してしまうので、いろんなジャンルの研究に足を踏み入れることは、新しい世界を知る楽しみに繋がってよかった。けれど、最近は、本来集中すべき力を分散させてしまったかな、という気もしている。昔から先生や先輩方に「複数の分野でそこそこの仕事をしているけれど、一つの分野に絞って研究をすれば、すごい研究ができるのでは」と戒めかつ励ましの言葉をいただいていた。大学院でお世話になった先生からは「もともと硬派(?)な研究をしてきたのに、いま携わっているジャンルの影響で軟派な研究者のイメージがついてしまうから手堅い書物を一冊出すように」と会うたびに助言をいただく。
 確かに、その通りだと、最近になってつくづく思う。
 では、何をしたらよいのか、と思う。でも、何か体系だった仕事をしなくてはいけないな、と本気で思う。たとえば、一本の論文を書くために一年かけて推敲し努力するような、手抜きでない、そんな仕事をしなければならないことは確かだ。作品や理論書などの文献を沢山読みながら、ある日言葉が降ってくるを辛抱強く待っている。作品に真摯に向き合っていると、作品と一生懸命対話しているから日常生活では無口になる。そんなときは一人暮らしでないときつい。でも、そんな風になるくらいの日々を送らなければ。そんな夏休みにしたいと思う。
2009/07/26(日) 21:27 UNARRANGEMENT PERMALINK COM(0)
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