4月から入った研究室は、古いけれどやや広い。この古さが、大学院時代の院生室を思い出して、安心感がある。
やや広いのには理由がある。研究室には椅子を8つ以上置かなければならないというのだ。つまり、学生指導や少人数の授業をここでするように、という意味である。そして試験前の研究室。研究日ながら試験対策のために、朝から学生が入れ替わり立ち替わり常時数人いた。パワーポイント資料は配布していないので、休んだ学生がノートを書き写しにくるのだ。そのついでに、学生たちがいろんなことを教えてくれる。アニメを鑑賞することができるサイト、自分がはまっている本、ライブ活動している学生は曲を聴かせてくれた。それならと、いただいたフライヤー(イベントのちらし)にサインしてもらう。好きなバンドはと聞かれて、ちょっと迷ったが伝える。今までそのバンド名を口にすると「えーっ、そういうのが趣味なんだー」と奇妙な目で見られてきたからだ。ところが、その学生さんは、そのバンドのフアンで、最近のCD2枚についても説明してくださる。それではと帰りに買って家で聴こうと楽しみにしながら駅前のツタヤに寄る。しかし在庫がなくがっかりして家に帰る。読みたいとき、聴きたいときにその作品に触れることができるととても幸福なのに。
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